抗がん剤治療 6回目
とうとう6回目の治療となりました。
とりあえずの最終回です。
この後はひと月後にPET-CTの検査をして、状態がよければ寛解となります。
血液のがんに関しては治癒とはいいません。全部のがん細胞が消えたかどうかは不明だからです。
再発の可能性も高いです。まあ、再発したらまた付き合っていかなくてはならないし、
無理は禁物ですね。しかしながら、一区切りつく事では何となく落ち着く気がします。
化学療法治療室では、看護師さんが「6回目にしては、髪の毛がありますね~~!」と言ってました。こんなにあるのは珍しいそうです。ほとんどカツラもいらず、ちょっと薄くなったかなという程度なのは有難い事です。その分、薬の効きが悪いのかしら?
1日目はリツキサン。2日目は、エンドキシンとオンコビン。ステロイドは5日間大量に服用です。
だいたい、1週間目くらいに手足のしびれや抜け毛がひどくなってきます。
その週は、免疫不全が進行している週なので要注意。
治療から2週間過ぎて、3週目は、骨髄から新しいリンパ、血液がどんどん作られてきます。そうなると、体も軽くなってきて調子がよくなってくるようです。
ステロイド服用中は太りやすいので、糖質制限も始めました。
再び糖質制限生活です。
糖質制限をしていると、ノリをまいたおにぎりが、ごちそうに見えてきます(涙)
我慢できずに朝は食べたりしていますが、昼夜は、糖質をさけています。
近所のスーパーで糖質制限麺が買えるようになったので、昼はこれでばっちり!助かります(笑)そうめん、うどん、パスタ、冷やし中華まであるので、うれしいです~~!
6回も、抗がん剤でやられ、再生、復活を繰り返していると、なんだかだんだん自分が強くなってくるような気がしてしまいます。人間ってすごい!
人間の細胞は六か月で入れ替わるそうですが、常に新しくなっているわけですね。
なんか、脱皮している気分。
この病気を経験することで何か自分の中に変化があるのだろうかと、少し期待もしていましたが、焦らず、あまり考えず、普段読まない本を読んだり、音楽を聴いたり。
そんな時間を過ごすことが、自分の深い部分の感覚を取り戻す助けになってくれていると、この頃は感じることができるようになってきました。
身をゆだね、自分の志向性や欲を捨て、
こころに表れてくるものを待つ。
そんなゆったりした心境になれたのは、この時間のおかげですね。
そうやって、ダメージを受けた身体が再生するように
自分自身も新しく生まれることができる。
一生懸命に
何かを目指して頑張っている時には、見えなかったものが
解放されて、さまざまなものを感じることができる。
6回目、終了にして、ちょっとだけ到達した境地でしょうか(笑)