療養中につき。

悪性リンパ腫になっちゃいまして、療養中です。

抗がん剤治療にもだいぶ慣れた。

緩い糖質制限にシフトチェンジしたせいか、だいぶ体調が戻りました。

昨日の血液検査で判明したことには、体調が悪かったのは糖質制限のせいではなかったかも・・という結果でしたが。

CRP(炎症反応)の数値が少し高かったので,なんらかの炎症がおきていたみたいです。そのせいで頭痛、発熱、だるさがあったのです。

あらまあ、自己診断はいい加減なもんですね。(笑)

むしろ肝臓の数値やアルカリフォスファターゼ(腫瘍があると高くなる)なんかは数値が改善していました。

ひょっとしたら糖質制限には効果があったのかも。

 

というわけで、臨機応変、日和見主義な私は緩くも糖質制限を続けることにしたのでした。

ただ、朝ごはんにはブランシリアルにヨーグルトみたいなのはどうも辛いので。朝はやはり納豆にご飯!!!これは死守したい!

 

 

昨日と今日は抗がん剤治療。

昨日はリツキサン。このリツキサンというお薬は悪性リンパ腫のB細胞に特異的に作用してB細胞が赤血球を破壊するのを阻止します。

「リツキシマブは、抗ヒトCD20ヒト・マウスキメラ抗体からなるモノクローナル抗体であり、その製剤は分子標的治療薬のひとつとして抗がん剤などとして使用されている。製剤としてのリツキシマブが注射剤であり、日本はリツキサン®は商品名。(ウィキペディアより)」

イケメンで優しい研修医君は最初の抗がん剤治療の時にビビッている私を安心させようと、絵を描いて説明してくれました。CD20が陽性になってるB細胞にはひげのような手がたくさん出ていて、その手にくっついてロックオン!しちゃうのがリツキサン!

これで、B細胞の暴走を阻止します!ってね。

これを、分子標的治療薬といいます。他の抗がん剤にくらべ副作用も少なく、確実に効果をあげることができます。

しかし、医学の進歩はすごいですね。保険適用になってまだ13,4年くらいですが、保険適用でもお高い薬です。1回分25万円くらいします~~~!!!おおお~~!!

この薬によって悪性リンパ腫、とくにB細胞由来のやつは飛躍的に治療成績があがったわけで、もし、この病気になったのが15年前だったら私はきっと助からなかったでしょうね~~!!

10年ほど前に悪性リンパ腫になった友人は、私が同じ病気になったと聞いて「リツキサンを使ってもらえ!」ってすぐに言ってくれました。彼が病気になった当時はきっと、まだ画期的な新薬だったでしょうし、彼の病気にも間に合ってくれていて有難い事です!

10年後。20年後。医学の進歩はどんなことになっているのでしょう。

楽しみでもあるし、怖いような気もします。

病気の当事者にとってはとてもありがたい事ですが、長生きするのはいい事ばかりではないですものね~~!!

もう少し長生きするのなら、元気でファンキーなおばあちゃんになって世の中の役に立たねばと思うのでした。