パワーの源
このブログでは、自分の日常のことをあまり書いていませんが、
今日は気仙沼から来た友人にあったので、心の話を少し(笑)
正直に言うと、あまり進んで行ったわけではなく、友人につれて行ってもらったというていたらく。
東日本大震災は、とてもショックなできごとだったので、被災地に行く勇気がなかったというのが本当のところです。
そんな受け身で訪れたわけですが、その地で私が得たものはとても大きかったのでした。
被災された方たちのお話はとても悲しく辛いものでしたが、実際に経験した身でなくては、本当の心のありどころはわからないのだと思います。
それでも、お話を聞いただけで心が痛み、何もない、失われてしまった空間はまるで荒廃した他の惑星の大地のようで、その大きさに呆然と、ただ涙がとめどなく流れてしまうのでした。
突然に失われてしまった日常、家族、大切な思い出、見慣れた風景。
その大きさは、信じられないくらいで、あの風景を思いだすたびに涙が出てしまいます。
人はそんな途方に暮れるような絶望に出会った時、いったいどうしたらいいのでしょう。
その答えを私は被災地の人たちから教えてもらいました。
支援に行くつもりが、逆にたくさんのものをいただいてしまったのです。
ゼロになっても、マイナスになっても、そこからまた、歩き出す。
それが生きているものの定めなのだと。
あの、何もない大地の悲しい叫びが、私のパワーの源になっていると・・そんな風に言うのはおこがましいかもしれません。
でも、確実にあそこに行って感じた事が自分の今の根っこになっているのだと思います。
どんな事があっても、歩き続ける。生きていくために。
人間とは、とても強いものでもあるのだと思います。
とりあえず、今生きていることに感謝なんだな~~って。
病気であれ、どんな状況であれ、生きていることに感謝できるように。
忘れないように。
ときどき・・・・
自分に言い聞かせています。